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銀行がリスケ中でも借入できる先は?

2018-07-15

「銀行借入はリスケ済で追加融資が受けられないので、銀行以外で借入れできるところはないか」というご相談をよくいただきます。

銀行借入をリスケすると、リスケした銀行からの追加融資はもとより他行からの新規融資も受けられなくなります。

例外的に、日本政策金融公庫との取引がそれまでなかった場合は、他行リスケ中でも同公庫から融資が受けられたケースがありますが、レアケースと言えます。

社長の親族が不動産を所有している場合は「不動産担保ローン」という方法もありますが、このような恵まれた企業はごく一部で、多くの企業は無担保融資を必要としています。

こうしたケースの場合、現実に借入できる可能性があるのは「ノンバンク」と呼ばれる事業者向け金融会社です。

この「ノンバンク」と言われる業界には、かつては「商工ローン」と呼ばれた大手金融会社から、「街(マチ)金」と呼ばれる中小金融事業者まで、雑多な貸金業者が軒を連ねていました。
ところが、改正貸金業法により貸出金利が大幅に抑制されたことから貸金業者の倒産・廃業が相次ぎ、業者数が10分の1以下に激減して現在に至っています。

ノンバンクは貸出基準が銀行と大きく異なります。

貸出先は債務超過や銀行借入リスケ中の会社も多いので、債務超過やリスケ中であることは大きな問題にはなりません。
銀行借入は決算書重視で「決算書が8割」と言われますが、ノンバンクは決算書よりも「信用情報」を重視します。

ノンバンクに融資の申込みをすると、彼らは先ず会社と代表者の信用情報を確認し、貸付可能先かどうかをざっくりと判断します。

その上で、決算書を確認したり、代表者からヒアリングしたりして、融資金額や融資期間等を決めて行きます。

金利は、改正貸金業法の上限金利(100万円以上は年利15%)がほぼ守られているようです。

但し、貸金業者の中には、融資契約の当日に、いきなり「初回登録料」や「保証料」等の名目で、金利とは別に費用を請求する悪質な業者もいますから、業者の選択には十分な注意が必要です。

ノンバンクは、決算書よりも信用情報重視と先ほど述べましたが、信用情報がどのような状態なら借入ができるのか、また安心して取引できる貸金業者はどこか等の情報を知りたい場合は、当事務所までお問合せください。

ノンバンク業界は、業者数が減ったとはいえ玉石混交で、上記のような詐欺まがいのやり方をしている業者も混在していますので、利用するには業界事情を把握している専門家の助言を必ず受けることをお勧めします。

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